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「ギグワーカー」とは?働き方改革で注目される現代の働き方を解説します


ギグワーカーとは

働き方改革で、働き方が多様化しています。

その中でも急増しているのが「ギグワーカー」と呼ばれるニュータイプの労働者たち。

海外ではこの「ギグワーカー」が年収1000万円を稼いでいるという驚きの事実も報告されています。

この記事では「
ギグワーカーとはなにか」「どのような働き方をするのか」実例を交えながら詳しく解説していきます。

 

ギグワーカーとは

近年、急増しており急激に存在感を増しているギグワーカーという存在。

ギグワーカーは具体的にどのような仕事をして収入を得ているのでしょうか。

ギグワーカーについて詳しく見ていきましょう。

 

ギグワーカーとは ギグワーカーの働き方

ギグワーカーとはインターネット等で募集している単発の仕事を受注し、収入を得ている労働者のことです。

ギグワーカーのギグとは元々、ミュージシャンが行う単発ライブのことを指します。

そのためギグワーカーという言葉も単発で行う仕事という意味合いの強い言葉になっています。

 

従来の日本では一つの企業に雇われて企業によっぽどのことがない限り、雇用は続きます。その代わり労働者もその企業に忠誠を誓い働くということが一般的でした。

しかしギグワーカーは単発で色々な企業と様々な仕事をしていくため、従来のような主従関係を持つことはありません。

 

ギグワーカーの仕事例 「UberEats」や「ShearShare」

ギグワーカーは具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。

代表的なものが「UberEats(ウーバーイーツ)」と「ShearShare」です。

「UberEats(ウーバーイーツ)」は様々なレストランが登録しており、食事を配達するサービスです。

 

UberEats(ウーバーイーツ)

参考 UberEats(ウーバーイーツ)

 

「UberEats(ウーバーイーツ)」は食事を配達する配達員を直接雇用のアルバイトではなく、ギグワーカーで賄っているのです。

アルバイトを常時雇用しないことによって企業側は配達するものが無いのにアルバイトの時給を支払うというリスクが無くなります。

また労働者側もシフトが無いため好きな時間に好きなだけ仕事ができると言う面があり双方にメリットがある制度となっています。

 

ShearShare

参考 ShearShare

北米で注目を集めているのが「ShearShare」というマッチングサービスです。

「ShearShare」は美容室の空きスペースを活用しフリーランスの美容師と顧客をマッチングするサービス。

このサービスを活用することでお店も空きスペースを有効活用することができ、美容師側も柔軟な働きかたができるようになります。

 

 

ギグワーカーとアルバイト・フリーランスの違い

ギグワーカーとアルバイト・フリーランスとはどのような違いがあるのでしょうか。

ギグワーカーは先ほどもご説明した通り「単発」という意味合いが込められています。

アルバイトは基本的に継続して雇用関係にあります。

フリーランスは単発の仕事を行うこともありますが、ギグワーカーとの最大の違いは時間が拘束されるか否かです。

フリーランスは仕事を受注すると基本的にプロジェクトを完遂させるために時間的にも拘束されることになります。

一方のギグワーカーは基本的に好きな時間に好きなだけ仕事をする働き方ですので、基本的には好きな時間に好きなだけ働くということになります。

 

 

「ギグエコノミー」の先進国・アメリカの実態

ギグワーカーが作り出す経済はギグエコノミーと言われています。

ギグエコノミー先進国アメリカの状況を確認しておきましょう。

 

ギグワーカーの収入が1千万円超え?

ギグワーカーは好きな時に好きなだけ働くと言う働き方ですので、企業側としては必要な時間に拘束することができないため、高い報酬を支払いにくい働き方です。

しかしアメリカでは年収1千万円を超えるギグワーカーも存在します。

しかもごく少数の人ではありません。

2018年の調査によるとギグワーカーの約40%が年収10万ドル(約1,090万円※1ドル=109円換算)を超えているのです。

ただし10万ドルを稼ぐギグワーカーは誰でもできる仕事をしているわけではありません。

特別なスキルや経験を持ったギグワーカーが10万ドルの大台を突破しているのです。

 

カリフォルニア州では法律も

カリフォルニア州ではギグワーカーの問題点を法律で規制しました。

ギグワーカーは「個人事業主」として分類されているため、労働法の対象外となっています。

そのためギグワーカー側は事故が発生した際に保障が受けられない。

州としては失業保険税等の税収が入らないという問題がありました。

そのため、雇用関係に近いギグワーカーは個人事業主ではなく、労働者として扱うという法律が制定されたのです。

 

多様化するギグワーカーの職種

ギグワーカーは配達等の簡単な仕事のみであると思われがですが、アメリカでは様々な職種の人がギグワーカーとして働いています。

ギグワーカーは自分自身をブランドとして売り出しており、自分の名前でwebデザインやライター等の様々な仕事をしています。

インターネットで繋がることができれば、どんな仕事も受注することができるので今後は更に多様な職種が増えていくことでしょう。
ギグエコノミーの代表的な仕事例はウーバーのような働き方です。

ウーバーは特別なスキルが無くとも好きなだけ働くことができ、お金を稼ぐことができます。

次に発展してきたのが「ShearShare」に代表される美容師のように特定のスキルを持つ人をマッチングさせるサービスですね。
また、医療界で医師不足解消の救世主と言われているのが「First Opinion」。

 

First Opinion

参考 First Opinion

「First Opinion」は24時間医者と無料でチャットを使って相談できるサービスです。

「First Opinion」は比較的低コストで雇うことができるインドの医者をクラウドソーシングで雇うことで、低コストで医者と相談できる状態を作りだすことに成功しました。

 

ギグワーカーのメリット

ギグワーカーは今後も増えていくことが予想されています。ギグワーカー達は何を魅力に感じているのでしょうか。

ギグワーカーのメリットを確認していきましょう。

 

柔軟な働き方が選択できる

ギグワーカーの大きなメリットは柔軟な働き方ができる点です。一つの会社に雇用されている場合はどうしても同じ仕事に偏りがち。

しかしギグワーカーであれば、自分のスキルや時間にあわせて様々な仕事をすることができます。

 

短時間だけ空いた時間に働ける

ちょっとしたスキマ時間に仕事ができる点もギグワーカーの魅力ですね。

シフトが無いギグワーカーであれば空いた時間だけ仕事をするということも可能です。

 

プラスアルファの収入がのぞめる

副業としてギグワーカーになる人も増えています。

働き方改革で残業が減っていることもあり、色々な職業にチャレンジしようとする人も増えています。

ギグワーカーは本業のプラスアルファの収入としても期待できます。

 

育児や介護との両立も

ギグワーカーは柔軟な働き方ができるため、育児や介護との両立も可能となります。

決まった時間に会社に行って働くと言う必要がないため、まとまった時間が取れない人でも働くことができる点は大きなメリットです。

 

ギグワーカーのデメリット

メリットも多いギグワーカーですが、デメリットが多いことも事実です。

ギグワーカーにはどのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。

賃金が安い

ギグワーカーは総じて賃金が安いことが多いです。

雇用する側としてはスポットで活用する人材ということになりますので、昇給やボーナスも見込めないことがほとんどです。

 

収入が安定しない

ギグワーカーは基本的に単発の仕事を請け負うことになりますので、仕事が無くなれば収入も無くなってしまいます。

ギグワーカーを本業として生計を立てていく場合にはその仕事が長期的に継続して受注できるかを見極める必要があります。

 

問題発生時の責任がとれない

ギグワーカーは会社と雇用契約を結んでいるわけではありません。

そのため配達中の交通事故等のトラブルが起こった場合等に会社側は責任を取る義務がありません。

個人事業主として自分でトラブルを解決する必要がある点はギグワーカーの大きなデメリットと言えるでしょう。

 

日本でもある!ギグワーカーの仕事を見つける方法

ギグワーカーの仕事を見つける方法は数多くあります。

ギグワーカーの仕事を実際に見つける方法をご紹介します。

ココナラ

ココナラ

参考 ココナラ

ココナラは個人同士で知識やスキルを売り買いするマッチングサービスです。

売買できる知識やスキルは様々で、デザインやライティングだけでなく、占いや人を笑わせる方法等、自分ができることであれば何でも売ることができます。

 

ランサーズ

ランサーズ

参考 ランサーズ

ランサーズは仕事を頼みたい人と仕事を受注したい人を繋ぐマッチングサービスです。

仕事の内容はライティングやデザイン等、多岐にわたります。

仕事量も豊富なのですぐに仕事をしたいと言う人にオススメです。

 

クラウドワークス

クラウドワークス

参考 クラウドワークス

クラウドワークスもランサーズと同じく、仕事のマッチングサービスです。

クラウドワークスとランサーズはギグワーカーが仕事を探す2大巨頭と言えるでしょう。

 

ギグワーカーとは まとめ

昔は一つの企業に勤めることが当たり前のことのようになっていました。

しかし、働き方改革の流れもあり、働く側にも自由が認められる時代になっています。

また、インターネットの普及により人材派遣会社などを通じなくても直接雇う側と雇われる側がマッチングできる時代です。

アメリカではギグワーカーが急速に増えており、日本でもこれからギグワーカーは増えていくものと思われます。

 

 

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