「営業は稼げる!」といったイメージと「営業は厳しい、ツライ」というイメージが両立している職種が「営業職」です。
ハジメ
リカさん
就職・転職でたしかに給与は重要ですし、仕事にはやりがいも大事です。
営業職はこの2つを得ることができる職種です。ただし成績が数値化されるので言い訳できない厳しさもあります。
ということで今回は営業で稼ぐ!をテーマに稼げる業種一覧と営業職の厳しさについてご紹介していきます。
目次
営業で稼げるの?その実態と厳しさについて
稼げるイメージある営業ですが、実際はどうなんでしょうか。
そして仕事をしていく上で大事なやりがい・厳しさについてもご紹介していきます。
営業は稼げる
営業は「未経験から」「特別な資格がなくても」という点で考えると他の職種に比べると稼ぎやすいです。
最近ではIT関連のエンジニア職が新卒1年目でもでも800万円、1,000万円以上といったニュースがありますが、やはりトップクラスのスキルをもった一部の人になります。
ハジメ
その点営業職は未経験からでも稼げるチャンスがあります。
資格も特別なスキルない新卒でも、不動産や保険、住宅リフォームといった歩合(インセンティブ)が高い業種・会社であれば半年で月給100万円達成する人もいます。
リカさん
営業は強い達成感を感じることができる
営業は目標が数値化されているので達成・未達成が分かりやすく職種です。そのため目標数字をクリアしたときの強い達成感を感じることができます。
さらに歩合が高い業種・会社の場合、毎月のように目標が設定されてますので毎月目標数字を追って仕事をする、ということでやりがいを感じる人もいるでしょう。
仕事に刺激ややりがいを求める人だと、仕事内容がマッチすれば高い成果がでて高い給料、強いやりがいを感じる職業です。
成績が悪いと厳しい
ここまで営業の良い面もご紹介してきましたが、実際はそんなに甘くありません。
数字を上げれば、評価もされ給料も上がりますが、数字が上がらなければ地獄です。とくに商品・サービスをひたすら売るだけの営業の場合、売れなければ会社で存在価値がなくなります。
プレッシャーも厳しくなり結局辞めることになります。
またノルマに厳しい会社だと、たとえ1ヶ月間目標を達成しても翌月未達成だと結局激しいプレッシャーがかかります。
ハジメ
私の経験上、厳しい営業会社の場合100人中2,3人くらいしか生き残れません。生き残れば月収100万円も夢ではないでしょう。
また入れ替わりが激しいので踏ん張って会社に残れば、リーダー、マネージャーと出世してチームで目標を追うようになります。
そうなるとまた「チームで営業」ということで面白みがでてくこともあります。
ハジメ
営業職には大きく2種類ある
営業職といっても2種類があります。「新規開拓営業」と「ルート営業」です。
「ルート営業」は決まった取引先をまわって新しい仕事をもらってくる営業です。「新規開拓営業」は面識のない人や会社へ売り込む営業です。
やはり歩合インセンティブが高く稼げる営業となると「新規開拓営業」になります。
それ以外に求人情報を見ていると「コンサルティング営業」「企画営業」といった名称もありますが、基本的には既存の取引先から新しい仕事をもらうか、新規に取引先探すかの「新規開拓営業」のいずれかです。
ハジメ
自社のことを知らない人に営業をする新規開拓営業を必要としている会社も多く稼げます。
ただし知らない人に売り込むのでエネルギーがかかるのと高いストレスもかかってきます。
リカさん
稼げる営業の給与体型は固定給+歩合給
業種や会社によっては給料が青天井とも言われる新規開拓営業。
そんな新規開拓営業ですが給料体系は大きく分けて2種類あります。
固定給と歩合(インセンティブ)です。
固定給はみなさんご存知、月給◯◯万円の部分で保証されている部分です。
歩合(インセンティブ)とは、商品・サービスの売上や販売数によって固定給にプラスされる給与です。
多くの新規開拓営業では固定給+歩合になっています。
たとえば固定給は20万円、商品を1個売るごとに3万円の歩合の営業職が1ヶ月で10個商品を売れば
固定給20万円+歩合30万円(1個3万円×10個)=月給50万円
となります。1個も売れなければ月給20万円です。
実際には、「5個以上売れてから歩合対象」や「10個以上売ると更にボーナス!」といったように各社に歩合ルールがありますので、転職する際は必ず確認しましょう。
営業職の歩合給で高年収が期待できる業種とは
稼げる営業は高い歩合制を導入している業種・会社です。
営業で稼げる業界はコチラです。
「不動産業界」稼げる仕事の筆頭
不動産営業は「固定給+歩合制」が多い業界です。
ハジメ
不動産は1件1件の金額が多い反面、毎日売れるような商品ではありません。
また販売や購入する意思がある顧客を見つけたとしても「買主や売主を探し」「借り入れの審査」「不動産の修正」「決済による登記」など色々な手続きも必要になります。そのため「固定給+歩合制」が比較的多い業界になります。
分譲マンションや投資用マンションを売る不動産業界は1件の販売金額が高いので、歩合による跳ね返りが非常に大きいのが特徴です。
月収100万円、年収1,000万プレーヤがたくさんいることでも知られています。
また宅地建物取引士(宅建資格)という国家資格を持っていると基本給がアップしたり、昇進などにプラスになって更に稼ぎやすくなるという側面もあります。
宅建資格というのは、不動産売買の際に買い手が知識不足のために不当な契約を結んでしまわないように重要な契約事項を説明する仕事です。合格率の低く国家資格の難関資格なので、持っておくとかなり価値があります。また宅建士の知識を営業に生かしてお客様からの信頼を獲得することも可能です。
ハジメ
稼げる営業の代表「不動産営業」ですが、投資用マンションや投資用不動産を扱う営業は業界的にもブラック企業や悪徳業者が多くなるので注意しましょう。転職・就職の際はしっかり調べるようにしましょう。
「保険営業」一人一人が事業主
保険営業は「完全歩合制」が多いことで有名です。
保険営業の中でも2種類あります。飛び込みでいろいろな事務所に営業をかけて数取っていく個人営業。
法人と契約し福利厚生のような形で保険契約を行い一気に数十人や数百人と契約する保険の法人営業もがあります。法人営業は、大きな保険会社が提携することが多いので、完全歩合制の企業で契約するのは難しいです。
完全歩合制の営業は必然的に個人営業がメインになります。
完全歩合制で有名な保険営業には、たとえば「プレデンシャル」という外資企業があります。報酬体系は販売した保険料(年間)の30%をもらえます。
ハジメ
また、2~4年目に関しては約8%ほどがもらえます。
仮に保険料の合計が年間30万円だとしたら、1人に販売すると約10万円がもらえます。
年間で100人に売ることが出来たら年収1000万円になります。翌年も100人に販売することができたら年収1000万円に加えて、1年前に100人に販売した保険料8%がもらえるので240万円を加えた1,240万円が年収になります。このペースでいくと4年は年収1700万にまで到達する計算になります。
ハジメ
リカさん
「住宅リフォーム営業」個人向け飛び込み営業
同じく個人向け営業で稼げるのが「住宅リフォーム営業」です。
求人数が多いリクナビNEXTで「稼げる」で検索すると圧倒的件数がでてくるのがこの「住宅リフォーム営業」です。
求人票では未経験からでも月給50万円、80万円、100万円超えも!とあります。
1件1件住宅地飛び込んで「無料診断」といいながらリフォームを勧める営業で、強いメンタルが必要です。
もちろん最近は飛び込みだけでは相当厳しいのでチラシポスティングやウェブ集客とさまざま手法で集客を行っています。
稼げることは稼げるので住宅地飛び込みで知らない人に高額リフォーム売る強さがある人ならチャレンジしてみるのもいいでしょう。
ハジメ
リカさん
歩合じゃなくても稼げる基本給が高い営業職
営業職だからといって、必ず歩合ではありません。また、歩合ではないからといって給料が低いわけでもありません。
ここでは「完全固定給制」にも関わらず、高待遇な営業職をご紹介します。
製薬会社の営業職「MR」
製薬会社の営業であるMRは、営業の中でも毛色が違います。
MRは「医薬情報担当者」といい、医師や薬剤師に「自分の会社の薬の情報を伝える」仕事であり、薬を直接売るわけではありません。薬の知識が必要となり、また「MR認定試験」という資格を取らされることがほとんどです。
固定給が高く設定されていることが多く、文系・理系問わず人気のある営業職です。
ベンチャーが狙い目「インターネット広告」「IT業界」
IT業界は近年めまぐるしい成長をし、その成長は今なお続いています。IT業界では日々新しい会社が立ち上がり、新しいサービスを提供しています。
IT業界の営業としてシステムやサービスの売り込みに成功すると一度に大きな金額が入り、その後もシステム利用料で継続的なストック売り上げが見込めることがあります。
ベンチャー企業の場合は規則が厳しくないため、そのような大きな売り上げを上げるとボーナスの時期でなくとも経営者がインセンティブを支給してくれる可能性も。また固定給も高めに設定されている企業が多数存在します。
IT業界といっても営業職であれはプログラミングなどの技術的な知識は必要ないので、市場を開拓していく自信がある人は挑戦してみはいかがでしょうか。
ハジメ
経歴があれば証券会社
証券会社は「固定給+歩合制」の給与体系をとっていることがほとんどです。
証券会社は固定給のベースも高く、役職が付くことで更に固定給のアップも期待することができます。歩合は日々の給料に反映されずボーナスに反映される企業がほとんどです。ボーナスに反映されるということは、証券会社の業績によって歩合の比率が高くなることもあります。加えて証券会社はビジネスパーソンの中でもエリートと呼ばれることも多く、社会的地位も高い傾向にあります。
好条件に見える証券会社ですが、2点ほど難点があります。
1点目は「転職が非常に難しい」点です。大手証券会社は新卒で入社するときも高学歴ばかりの優秀な学生を取ることで有名です。東大や京大、早稲田や慶応など、有名大学の学生を中心に獲得していきます。そのため中途採用である転職でも学歴が重要視され「入社したいと思っても、そもそも入社できない」というハードルが存在します。
2点目は「全国転勤」がある点です。歩合制の営業職は比較的自由が認められています。ある程度のエリアは指定されますが、県をまたいだりすることはほとんどありません。しかし、証券会社は金融業界の会社であり、金融業界に転勤はつきものです。そして歩合制の要素が強い証券会社もその例外ではありません。北は北海道で南は沖縄まで、日本全国どこにでも飛ばされる可能性があります。
もちろん、転勤があっても引越し費用は住宅補助は手厚く出る傾向にあり、待遇面では不満は出にくいです。
ハジメ
「医療機器メーカー」医療業界はやはり高給
医療機器メーカーは「完全固定給制」と「固定給が+歩合制」と2パターンあります。
医療機器といってもレントゲン装置やCTスキャン装置などの超高額なものから、血圧測定器、心臓ペースメーカーといった身近なものまでさまざまありあすが、高額なものほど歩合・インセンティブが高くなる傾向があります。
また高額医療機器は売った後にも定期的なメンテナンスが必要なため、売れると一定の割合で収入が保証されます。歩合制の給与体型をとっている企業は固定給がそれほど高くなく設定されていることがありますが、医療機器メーカーの場合は固定給も他の業種に比べ高く設定されている企業が多数あります。
医療機器メーカーの営業は商品を売るだけでなく、販売後の組み立てや故障の対応もします。商品に関する勉強会なども定期的に参加する必要があり、業務が多岐に渡るので飽きずに仕事に取り組むことができる、営業としても販売・フォローアップ・メンテナンス・研修・勉強会開催といった幅広いスキルが身につくのも魅力的です。
ハジメ
稼げる営業とその厳しさについて まとめ
がっつり稼げる営業職についてご紹介してきました。
歩合制を導入している営業職は、青天井で稼ぐことができる会社もあります。
また、今回ご紹介したように歩合はつかなくとも、固定給が高く設定されている営業職もあります。自分にあった方法で稼げる営業職を選んで下さいね。
営業は数字に追われるハードな仕事ではありますが、その分やりがいも抜群です。特に自分のビジネスパーソンとしての能力が数字に現れる快感は、ハマってしまうと他の職種ができないほどだと言われます。
学歴や専門スキル、キャリアはないけど能力に自信のある人が一発逆転を狙って働く場合も多いです。一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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